しろ目が白くなる点眼液(血管収縮剤)を使っていませんか?
結膜という「しろ目」には、誰にでも細い血管があります。その血管が太くなると(充血と言います)、しろ目が赤くなるので、赤目と呼ぶことがあります。血管が太くなる原因は様々ありますが、大きな目の病気以外では、ドライアイやアレルギー反応などで良く見られます。特に、涙の量が少ないのにコンタクトレンズを長時間使用すると、赤目になることがあります。角膜(くろ目)は涙から酸素の供給を受けますが、涙が少ない上に、コンタクトレンズを装用していると、角膜はさらに酸素不足になりSOSを出し、結膜から酸素の供給を受けようとして、酸素をたくさん運ぶため結膜の血管が太くなるのです。
そのような方が、赤目を改善しようとして、血管収縮剤を点眼するとお薬が効いている時は白くなりますが、薬がきれてくると、以前よりの血管が拡張して太くなってしまいます。一種のリバウンドです。赤みが強くなるから、さらに点眼すると、さらに赤くなる・・・と言う悪循環に陥ってしまいます。
しろ目を綺麗にするために使用しているのでしょうが、実は逆効果なのです。血管収縮剤の点眼は基本的にはお勧めしません。
では、どうすれば赤目が解消するのでしょうか・・・・
涙の量が少ないのならドライアイ用の点眼液、アレルギー反応なら抗アレルギー剤など、原因に合った点眼液を使用することが実は近道なのです。
なぜ赤目になるのか、是非一度眼科で診察を受けてください。きっと、自分に合った解決法が見つかると思います。 .
国立 眼科|みたにアイクリニック|国分寺市 国立駅3分の眼科
2011年11月1日 カテゴリ:みたにアイ ニュース, 目の病気