初診の流れ
よくある質問
ドクターブログ

眼瞼下垂

眼瞼下垂について

上まぶた(上眼瞼)が下がっている状態を言い、多くはまぶたを上方に持ち上げる筋肉や腱が弱くなっている事により引き起こされます。
代わりに額の筋肉(前頭筋)を使って瞼をあげようとするので額の皺が増え、目が重く感じたり、肩こり、頭痛を訴える場合もあります。顎を上げて代償する事もあり、視界や視野が狭いと感じる人も多い病気です。

加齢とともに比較的多くの人が感じている症状ですが、ハードコンタクトレンズを長年使用していた人に割と特徴的に起こることがあります。

皮膚のたるみだけが生じて視野を隠している場合と、瞼を上げる筋肉や腱なども障害されて瞳孔に被さっている場合があります。

そしてどちらにしても眼瞼下垂の診断は、瞳孔にどれだけ瞼がかかっているかで判断します。

 

眼瞼下垂の治療

 

主に手術で治します。(局所麻酔・日帰り 30分~1.5時間)
上眼瞼を形作っている瞼板というやや硬い組織がありますが、この組織を上に持ち上げる筋肉が緩んだり、はずれてしまって眼瞼下垂していると考えられるので、二重瞼の線に沿って皮膚に切れ込みを入れて、上眼瞼を引っ張っている筋肉に糸をかけたり、縫い縮めたりして、瞼を上に持ち上げる力が伝わりやすいように治療します。
その際、たるんでしまった余った皮膚(余剰皮膚)を一緒に切除して、瞼の形を整える事もあります。

また、二重の皮膚だけが余剰の場合は、埋没法という二重瞼をはっきりさせる方法で、対応することもあります。

しかし当院は眼科のため、まずは埋没法という二重瞼をはっきりさせる方法(二重瞼埋没法)や皮膚を切らずに眼球側からのアプローチで行う眼瞼下垂手術などで対応し、それでも不十分な場合、皮膚側からのアプローチで考える方針です。詳細については、担当医にご相談下さい。